【一人暮らし】初期費用はいくらかかるの?

【一人暮らし】初期費用はいくらかかるの?

お部屋探しの数だけ物語がある。部屋物語。

一人暮らしをそろそろ始めたい。学校が決まったらいよいよ一人暮らしだ。就職が決まったらはじめての上京だ。なんて色んなシーンで一人暮らしをスタートさせる方が多くいらっしゃると思います。

そこで知っておいてほしい知識として「初期費用」がどれくらいかかるのか。
イメージしておくとスムーズに資金の準備もしやすいかと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

不動産会社をやっていますと、初めての一人暮らしのお客様に出会う事が多くあります。
その際、家賃や住む部屋のイメージは予め持ってご来店いただくお客様が多いのですが、

「希望の賃貸物件をご案内して内覧もしてここにしたい!!」

と決まったものの、初期費用の見積書を見て驚かれる方もいらっしゃいます。

そこで、初期費用について皆様に少しでも知っていただきたいと思います。

例えば、こんな物件を契約する際に、必要な初期費用は??

【例1】
●賃 料/65,000円
●共益費/5,000円
●礼 金/1ヵ月分
●敷 金/1ヵ月分

上記の条件で初期費用のイメージをしてみてください。

正直、私自身、不動産業界に身を置く前は、単純に以下のような計算をしていました。

賃料(65,000円)+共益費(5,000円)+礼金(65,000円)+敷金(65,000円)=(200,000円)×8%(税金)=205,200円

合計の205,200円が物件の初期費用と安易に考えていました。

しかしながら、物件に最初に住む際にはこれ以外にも沢山の費用が発生するのをご存知でしたでしょうか。
もっと詳しく理解していただきたいので、こんな条件もプラスしてみましょう。

例えば、入居予定日が3月16日とします。

入居して不測の事態に備えて、予め家賃の2ヵ月分を納めるのが一般的だと言われています。そうなると、賃料や共益費の日割りに加えて、翌月分の賃料や共益費も契約時に納めることになります。

その結果……

【3月分】
●15日分の日割り賃 料/31,451円
●15日分の日割り共益費/2,419円
【4月分】
●1か月分の賃 料/65,000円
●1か月分の共益費/5,000円

上記4項目を足して、103,870円が発生することになります。

更に必須でかかってくる項目ですと、
お部屋探しのお手伝いやきめ細やかな対応に対する対価として「仲介手数料」が発生します。

仲介手数料は、一般的に家賃の1ヵ月分+消費税。

鍵の交換代で、一般的に15,000円~20,000円+消費税。

鍵交換は任意項目になることもありますが、多くの物件は必須項目となっていますので、支払う事になる可能性が高いです。また、セキュリティ的にも鍵交換は行った方が安心してお住まいになれるかと思います。

また、最近では、家賃支払いの滞納等のリスクに対して、連帯保証人の代わりとして保証会社の契約が必要な物件も多くありますので、その保証会社契約のための契約費用がかかります。
保証会社の契約費用も、初回に支払う保証料として、

総賃料(家賃+共益費等)の30%~100%等、保証会社によってばらつきがあるので要注意です。

他には「火災保険代」も必須項目です。
こちらも保障内容によって金額の大小は変わってきますが、
一般的には15,000円~25,000円のものが多くなります。

ここまでの料金を足していくと、下記のようになります。

●賃料(3月分日割り) 31,451円
●賃料(4月分) 65,000円
●共益費(3月分日割り) 2,419円
●共益費(4月分) 5,000円
●敷金(1ヵ月分) 65,000円
●礼金(1ヵ月分) 65,000円
●仲介手数料(1ヵ月分)+税 70,200円
●鍵交換代+税 21,600円
●火災保険代 20,000円
●保証会社初回費用(総賃料×50%)35,000円
合計 380,670円

上記の条件で見てみると、初期費用だけで40万円近く発生する事がわかりますね。

物件によっては、この項目以外に、付帯サービスとして、24時間サポートサービス室内消毒代契約事務手数料が別途発生する物件もあります。

ネットで検索して、住みたい・気になる物件の初期費用については事前に確認しておくといいでしょう。

また、ここからが不動産会社としての差別化の部分でもありますが、

「想定予算に近い物件を探してください。」

であったり、

「お気に入りの物件の類似物件を紹介してください。」

だったりのご要望に的確に応える事ができるかどうか……それが、まさに営業担当者の腕の見せ所になるものです。
信頼できる不動産会社の選択と信頼できる営業スタッフを見つける事もお部屋探しと同じくらい実は重要なのかもしれませんね。

最後に、こちらでご紹介した初期費用についてはあくまでサンプルになりますので、実際に気になっているお部屋の初期費用について知りたいときは、お気軽に賃貸仲介営業マンに相談してみてくださいね。

【信頼できる不動産 賃貸仲介 営業担当】ってどんな営業担当?

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