お部屋探しの数だけ物語がある。部屋物語。
今回皆様にお届けする記事はこちら。「感動サービス物語」
私たちは接客サービスを通じて、お客様と対面するビジネスを行っています。
当社のポリシーには「お客様感動満足」という言葉があるくらいお客様に喜んでいただきそして感動していただき満足していただく。という考え方をとても大切にしています。
当たり前ですが、私たちの仕事だけでは決して本当の意味での「お客様感動満足」をご提供する事が難しいと思っています。
そこで、毎週、店舗ミーティングの際に、「感動サービス物語」と題して、日頃サービスを受けている消費者の目線になってどこに感動の瞬間があったのか、日頃当たりまえに過ごす日々の中で、素晴らしいと思える瞬間を共有する事で率先して店舗でのサービスに変えていこうとする取り組みを行っています。
お客様がいるからこそのサービス。サービスの質を高める為には、不動産業界の枠を超えたサービスを体感して自らが感動する事で自然と形になっていくものです。
そんな、「感動サービス物語」を今回は皆様にお届け致します。
【episode1:いつも立ち寄るコンビニのファンになりました】
いつも仕事帰りに立ち寄るコンビニエンスストアでの出来事でした。
その日はいつもと何も変わらない光景。
仕事を終えた自分への小さなご褒美が、コンビニの珈琲。
お互いに顔をきっと覚えている。
毎日立ち寄っているし、名前こそ知らないけれど顔は知ってるという関係での一コマ。
レジを通して、スーツのポケットから小銭を取り出して支払う。
そしてその珈琲を受け取って立ち去る瞬間。店員さんからそっと一言。
「いつもお仕事お疲れ様です。」
「あっ。ありがとうございます。」
驚きと感動から咄嗟に出た言葉がこれ。
人は不意に予想していない言葉をもらった時、何も言えないんだなって思いました。
これからもいつものコンビニでいつもの自分へのご褒美を買う事をしながら今度は自分が不意な一言が言えるようになりたいと思いました。
【episode2:優しさのパワーって心を掴みますね】
多くの人が行き交う駅。
平日の朝は特に、それぞれがそれぞれの戦場に向かう戦士の様。
私もそんな毎日の当たりまえの時に人の事まで気にしていられないと思っていました。というより考えた事がありませんでした。
そんな何気ない通勤時間での一コマです。
どう考えても乗車が難しいくらいに満員電車。
でもその電車に乗らないといけない雰囲気の若いお母さんとベビーカー。
そのベビーカーを抱えるお母さんには小さな赤ちゃんがいました。
そんな満員電車の車内は、入口付近が大混雑。
みんなが少しでも通路側に移動すればその若いお母さんとベビーカーは乗れる状況でした。
いざ乗り込もうとした時に、とても苦しそう。
前に抱える赤ちゃんがとてもつらそうな状況で、とあるお兄さんが一言。
「すみません。赤ちゃんが乗ります。通路側に移動してください!!」
「皆さん!通路側がまだ空いてます。移動してください!赤ちゃんが乗ります」
そして、そのベビーカーと赤ちゃんとお母さんは無事乗車できました。
正直、私は毎日通勤する電車内でそんな優しさってできないなと思っていました。
でも誰かが一言添えなかったらきっと赤ちゃんも苦しかったかもしれない。
そう思うと次は自分の番だと心に決めて、同じ瞬間でも今日のお兄さんのようにしなきゃと心に決めました。
【episode3:はじめまして。すれ違うだけの関係で心が動きました】
健康の為に、休日思い切って山登りをした時の一コマです。
私は、山登りと言っても本格的な趣味とまではいかず、友達や家族と昔山に登ったというエピソード以外では、心当たりがないくらいに山登りとは無縁でした。
年齢も重ねてきたので、休日に天気もいいし、山登りでも行こうと思い立ちその山を目指しました。
正直、日ごろの仕事でストレスがあったから何か違う日を過ごす事で解消したいと心が、身体がきっとそうさせたのかもしれません。
無心で歩きながら、木々に目を配ると木漏れ日が差し込みその光がとても綺麗で心が癒されたりしました。
そんな瞬間って普段の小さなイライラさえも消し去ってくれる魔法の光のようで、山登りに来てよかったなと思う瞬間でした。
そんなお気楽感は登るにつれて薄れていき、もう帰ろう。
頂上まで行くのは無理だってあきらめて帰ろうとしたとき、すれ違う人から
「こんにちわ。頑張ってくださいね。今日の頂上からの景色は、天気もいいし綺麗ですよ!」って。
何気ない一日を小さな達成感に溢れる一日にしようって歯を食いしばって登りきりました。
その頂上からの景色は、名も知らないすれ違ったあの人の言葉通り絶景でした。
挨拶の大切さや労いの言葉が自然にできるような人になりたいと思いました。
今回は、三つの「感動サービス物語」をお届けしました。
当たり前に過ぎていく毎日に、ふと思う「ありがとう」という気持ち。
その気持ちを仕事に活かせることができたとき。
私たちのサービスが感動の連鎖を生んでいくのかもしれませんね。
次回は、部屋物語 有楽町店での「感動サービス物語」を皆様にお届けしていきます。