202230May TIPS【1月-6月】部屋探しにピッタリの時期はいつ?月別で徹底解説!~前編~
賃貸のお部屋探しに適した時期をご存じですか?
日用品や食材が時期によって値段が変わるように、賃貸物件の家賃も時期によって変わるのです。
もちろん、高くても安くても契約時に提示されていた部屋の金額でずっと払い続けていきます。
また部屋探しをする時期によって物件の量・質も変わります。
今回はそれぞれの時期での賃料物件の家賃や物件量などの傾向をご紹介します。
ぜひ参考になさってください。
またより細かくお伝えしたいので前後半でお届け!
前半は1月~6月までの解説を致します。
またお電話( 03-3212-5565 )でもご相談可能です。
■まずは
まず賃貸借契約を行う上で、知っておくべきことをお伝えします。
不動産屋に行く時期は、『入居したい日の1か月前~2週間前』までに行きましょう。
これには理由があり、賃貸物件を借りるときには申込から2週間後に契約開始日を設定されることがほとんどだからです。
もちろん3週間後、10日後などの交渉もできますが、繁忙期や人気な物件であればあるほど交渉に応じてもらえない可能性が高いです。
また1か月以上前に部屋探しを行うと、退去前のお部屋(前の住人が住んでいる状態の部屋)ばかりで内見できないことが多いです。
この様な物件は「先行申込」「先行契約」などで未内見のまま申込を行うこともできます。
この様に概ね1か月前には探し始めた方が良い。ということを理解した上で、いよいよ本題の月別でのお部屋探しにピッタリな時期を解説していきます!
それぞれの時期にメリット・デメリットが存在し、それを今回は「家賃」「物件の量・質」それらを踏まえた「その時期に探すポイント」に分けてお伝えします。
■1月2月3月の部屋探し
ご存知の方も多いかもしれませんが、不動産業界の繁忙期とされる時期です。
4月の入学・入社に合わせてお部屋探しをする方で溢れ、年間でお部屋探しされる方が1番多い時期で、物件の取り合いになる確率がとても高い時期です。
【1月2月3月の家賃】
年間で1番高く設定されていると言われております。
理由はとてもシンプルで、家賃を高くしても需要がある時期なので値段を上げます。
オーナー様もボランティアで家を貸しているわけではないので儲けを出すためです。
一方で人気のない物件や、新築でも早くマンションを満室にしたいという物件は、加えてキャンペーンを開催していることも多いです。
代表的なものですと、
・フリーレント1か月(最初の1か月間を無料で借りる事ができるキャンペーン)
・敷金、礼金0か月
など。
【1月2月3月の物件の量・質】
年間でみても多い傾向にあります。
理由は2つあり、1つ目は部屋探しをする人が多いということは「今住んでいる部屋を退去する人も多い」ということです。その為、空室物件がどんどん増えてきます。
2つ目は部屋探しをする人が増える(=入居希望者が増える)ことが事前に分かっている為、新築が建ちやすい時期です。但し新築情報は早いと秋頃に出ている事もあるので2・3月に部屋を探す時には既に満室ということもあります。
(秋ごろでは室内写真がなく、場所と間取りの絵だけで契約する。という可能性もあります…!)
【1月2月3月にお部屋を探すときのポイント】
3月末に入居したい方が圧倒的に多い時期。しかし、この「3月末」に入居することは実はとても難しいことなのです。
3月末にお引越しできるお部屋は秒単位で申込が入り、募集終了します。
その為、築浅物件、アクセスが良いお部屋などの人気物件を確実に確保したい方は1月末~2月にお部屋を探し「空家賃(からやちん)」を支払うことを検討されることをお勧めします。
空家賃とは、賃貸借契約を締結し家賃が発生しているもののまだ人が住んでいない状態で払う家賃のことです。
例:4月お引越し予定の方が、2月に賃貸借契約を締結し、2・3月分は住んでいないけど家賃が発生している状態。
もったいない!というお気持ちは重々承知なのですが、1月から余裕を持って探し始め良い部屋があれば2月契約開始であっても先に確保することがおすすめです。
また実際にお部屋探しをお手伝いしていても、この手法の方が良い物件を見つけることができる確率が高いです。
2月3月は「どのお部屋にしようかな~」と悩む時間が全くありません。
朝の新着物件を見ていたとしても、「希望物件もう少し見て午後にまとめて内見しよう!」と思っていたら午前中のうちには募集終了します。
また3月に、3月末に入居する物件を探すのはお勧めいたしません。
空家賃は払わなくて済みますが、物件数が極端に少なく、限られた中から選ぶしかありません。(新着物件は4月5月入居可能物件が多いため、新着も期待できない可能性が高いです)
稀に心配で年末に探される方もおりますが、まだ3月入居物件が募集開始していないので無駄足になってしまうかもしれません。物件を見るよりも希望エリアの相場やエリアの下調べをするのがお勧めです。
またお電話( 03-3212-5565 )でもご相談可能です。
■4月5月6月の部屋探し
繁忙期が過ぎ、波は一度収まります。
しかし皆さんの想像とは異なりまだ探している方はいる時期です。
よくあるパターンとして、4月新卒などの方が研修を終え5月に配属先が決まった方のお部屋探し。
そして6月は「ジューンブライト」と言われる時期です、つまりカップルの同棲や新婚さんのお部屋探しが増え2人入居可能物件はこの時期とても人気が高まります。
【4月5月6月の家賃】
繁忙期に比べれば少し下がります。
また、あまり人気でない物件やマイナーなエリアにあるお部屋は、再度キャンペーンを行う可能性が高いです。
理由は繫忙期という一番需要のある時期にも入居者が決まらず、早く入居者を見つけるために行います。家賃の増減というよりも、初期費用だけがとても安くなったりするパターンが多いです。
ちなみにお部屋や契約内容にもよりますが、多くの場合は初期費用が安い代わりに退去時が割高になりやすいのでご注意ください。
【4月5月6月の物件の量・質】
数はある程度あり、特に単身は良い物件が揃っています。
なぜならば繫忙期(1月~3月)に3月末入居希望だった方が、今まで住んでいて3月に退去したお部屋。それらが約2週間の室内クリーニングを終えて概ね4月末までには内見ができるようになっています。
直近まで人が住んでいたお部屋ですので需要があると判断され家賃が低くなるのは期待できませんが、比較的に利便性が高い部屋の確率は、他の時期に比べて高いです。
【4月5月6月にお部屋を探すときのポイント】
ずばり油断しない、です。
繫忙期が過ぎたとはいえ、まだ探されている方がいる時期。質の良い物件が揃う時期だからこそゆっくり悩んでいると募集終了することもまだまだあります。
初めて同棲される方は、お互いの希望条件や希望エリアのすり合わせや話し合いをされるかと思います。
これは想像以上に、単身の時のお部屋探しよりも体力・気力を使います。
(悲しいお話しですが…ご来店されて部屋を見ていく中で、お互いの条件の譲歩やすり合わせが上手くいかず、熱くなってしまうカップルも結構いらっしゃいます)
その為、事前にどこが譲れないポイントなのか。(例えば、家賃や築年数、駅徒歩など)
こういった箇所をポータルサイトの物件を見つつ、現実的にお話しされることをおすすめします。
もしどちらかの方がご実家や寮など、初めて賃貸借契約を結ぶ場合はまず不動産屋さんに相談して契約の流れや相場を教えてもらうのもとても良い方法です。
あとは個人的な意見ではありますが、梅雨時期でのお引越しは荷物搬入時に雨が降ってやりづらかったり、室内がじめっとしていてあまりお勧めではありません。入居時期がご自身でお選びできる方であれば梅雨を避けた方がいいかもしません。
またゴールデンウイーク期間中、不動産仲介屋(皆さんがよく行く不動産屋さん)は営業していますが、管理会社(物件の募集や管理、内覧鍵を持っている業者)はお休みなことが多いです。
そのため、データベースにある物件を仲介屋さんが紹介してくれますが、最終更新が4月末で少し古い情報だったり、内見が出来なかったりするケースもあるのでゴールデンウイーク期間でのお部屋探しは上手くいかないことも多いかもしれません。
■まとめ
今回は「部屋探しにピッタリの時期はいつ?月別で徹底解説!~前編~」を解説していきました。
また不動産の繫忙期といわれる1~3月、そして少し落ち着く初夏頃までのお話しでした。それぞれの時期に探すポイントが隠れているのでぜひ見極めてくださいね。
またお電話( 03-3212-5565 )でもご相談可能です。
お気軽にお問い合わせくださいませ!