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201811Mar TIPS【賃貸物件でもしっかり防音対策!】安心できる生活を過ごしましょう。

 

お部屋探しの数だけ物語がある。部屋物語。

今回は、賃貸物件で良くトラブルの元となってしまう近隣住人の生活音問題。

昔も今も変わらずに発生してしまう大きな問題。折角、お気に入りの新居に巡り合ったとしてもこのような問題が起こってしまっては元も子もありませんね。

そこで今回は、「賃貸物件でもしっかり防音対策!」をすることによって、少しでも安心して快適な生活を送っていただければと記事を記載いたします。

 

まず、代表的な賃貸物件で良くあるトラブルの原因ですが、こんなデータが出ていました。

 

1位 騒音 45.9%

2位 挨拶 25.9%

3位 車や駐車場の使い方 21.5%

4位 タバコのマナー 19.3%

5位 ペットの飼育やマナー14.8%

6位 ゴミの分別や出し方 13.3%

7位 玄関前や廊下などの共有部の使い方 12.6%

8位 タバコを除く異臭 8.1%

9位 覗きなどの嫌がらせ 5.9%

10位 バルコニーなど共有部での植物の育て方 5.2%

 

見てみると、やはり想定していた通りと言いますか、「騒音トラブル」はとても多い結果となりました。

一概に騒音トラブルと言っても多義に渡ります。例えば、近隣の音楽や上の階の子供の足音やはしゃぐ声などいくつかありますね。

決して近隣住人が意図的に騒音をしかけようとしているのではなく。そこは集団生活での暗黙のマナーの中で、いかにお互いが気持ちよく生活できるかを考えて、譲り合いをするなどの配慮が必要になってきますね。

とは言え、問題が発生してしまっては、人間ですから感情的になってしまう場合もあり、それが大きな問題になってまうとそのあとのどんな小さな出来事も大きな火種になってしまうなんて事もありますので、「譲り合いの気持ち」「集団生活でのマナー」などを視野に入れながら今できる対策を行っておきたいものです。

 

昔からこの手の問題が多々発生していて、対策!対策!と叫ばれる中で、防音性の高い賃貸物件は数多く出ていますが、まだまだ音に対して困っている人が多いのが事実です。

そんな方の為に、騒音を出さない為の対策グッズのご紹介や外から騒音を遮るグッズが色々と用意されていますので少しご紹介いたします。

 

 

★どこからのどんな騒音かをチェックしましょう★


対策をするにはまず、どのような音がどこから聞こえているのかをチェックする必要があります。
音にはいろいろな種類がありますので、音の種類、伝わり方や聞こえ方などによって防音対策は異なってきます。

 

①:隣人・隣家の生活音や騒音に困っているケース

壁伝いに聞こえてくる隣人の音がうるさいと感じてしまう場合、一番簡単な方法としては家具の配置を変えてみる事です。

具体的には、音が伝わってくる壁側に、タンスや本棚など壁を遮ることができる家具を置くこと。

たいていの生活音や騒音は空気で伝わる「空気音」です。

密度や重さ、厚みがある材質のものは、「空気音」に対しての防音効果は高いので、是非、試してみてください。

それでも気になるようならば、防音効果の高い「防音壁」という壁に取り付ける機材が売られていますのでそちらを購入してみるのも一つです。

これは空気振動を抑える機能を持っており、隣からの騒音だけでなく、自分の家から出す音が隣家に伝わりにくくなります。

厚さや大きさにもよりますが、1枚2万円前後~3万円前後程度で、楽器店や防音専門店などで販売されていますので要チェックです。

 

②:子どもの足音がうるさいので階下が心配。階下からうるさいと苦情がきた、というケース

子どもの走りまわる音は「ドスンドスン」という「固体音」です。その昔、私もこの子供の足音に悩まされた事があります。

休日に家にいると、その足音がストレスになってしまって、みたくもないテレビを音量を大きくしてつけっぱなしにしていた経験があるくらいです。一度、気にしてしまうと、些細な音でも気になってしまう。騒音ストレスは多大である事は私も重々知っての事です。

足音が階下に伝わってしまうほとんどが「固体振動音」というコンクリートや金属など堅いものを伝ってくる謂わば、振動が原因の騒音です。

子どもの走りまわる音、スプーンを落とす音、重たいものを落とした音、椅子をひいたときに床をひきずる音は、フローリングやコンクリートに直に振動が伝わり、階下によく伝わってしまうものです。

これらの音の対策は、「振動を抑えること」です。

具体的には、クッション性能の高い敷物を床に敷くことで少しは対策ができそうですね。

これにより堅い床に直接伝わる振動を抑え、階下への音の伝わりを抑制してみてください。

クッション性の高い敷物とは、例えばコルクマット。厚手の吸音・防音じゅうたん、ゴム製シート、畳などを敷いても同じような効果に期待できます。

 

③:外から聞こえる電車・車の走る音がうるさいというケース

電車・車・バイクといった外からの騒音については、ほとんど窓を通して聞こえてくる「空気音」です。

これを弱める一番簡単な方法は、カーテンを工夫することですね。厚手の防音カーテンを取り付けるだけで、遮音性能は結構高まります。一般的には防音カーテンを取り付けることによって、「10~15db程は防音」できるようになっています。

とは言え、枯れ葉が舞い落ちるくらいの音が、「10~15db」ですので、気休めくらいに思っていただければと思います。

最近は、相当防音に優れたカーテンがあるみたいですが、カーテン販売店に直接お問合せいただく事をおすすめいたします。

また、カーテンと同様に「吸音ブラインド」も同じような効果が期待できます。ただし、防音カーテンに効果のある音は一般的に「高い音」と言われています。

「低い音」に対してはさほど効果はないと言われているのがなんとも残念な事です。

カーテンで対応できないほどの大きな音の場合は、防音サッシを取り付けることが一番の解決方法なのかもしれませんね。

しかしながら、その防音サッシは、値段が結構高いです。数万円~十数万円程かかってしまうものがほとんどで、窓を二重にしたり、防音効果の高いサッシにすることで、外から聞こえてくる騒音はかなり防ぐことができます。

騒音対策の賃貸物件をお探しの際は、窓についても不動産会社の営業担当にしっかり確認する事をおすすめいたします。

 

 

紹介したような商品は、どれも「DIYショップ」などで販売していますし、価格も安価なものがあります探してみてくださいね。

今回ご紹介したのは、完全な遮音・防音では決してありませんが、ものはためしで、防音対策をしてみてはいかがでしょうか。

防音グッズを利用したりすることによって、賃貸でも簡単に防音対策をすることができますね。

騒音や自分の家からの音が気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

もっとも、冒頭に書いた通り、集団生活の中で生じる事が想定できる生活音の問題ですから、お互いが譲り合って助け合って生活ができる事が何より求められるのではないでしょうか。

賃貸物件の中でも構造上、防音に優れている物件も多々ございますので、このような問題に直面した経験がある方は、是非、お問合せ時にその内容もお聞かせくださいね。お客様にとって一番最適な賃貸物件をご紹介して差し上げる事が不動産賃貸仲介営業として求められる事です。

お客様にとって、安心で快適な住まいを提供できてこそ、不動産冥利に尽きるものです。

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